じゃこ天堂

愛媛西南部発 味境“じゃこ天ワールド”探訪記

じゃこ天ワールド『愛媛県南予地方』ってどこ?

ご存知でしょうか?

四国の左上。

これ、愛媛県です。

 

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愛媛県はその昔『伊予』と呼ばれていましたが、その名残で伊予の東側を東予(とうよ)と呼び、真ん中辺りを中予(ちゅうよ)、そして一般的に大洲市以南を『南予(なんよ)』と呼んでいます。

じゃこ天はこの南予地方の郷土料理であり、愛媛県の中でも多くの店舗が集中しています。

 

じゃこ天の聖地

その南予の中でも特にじゃこ天作りが盛んと言われらのが、八幡浜市と宇和島市です。

愛媛県の県庁所在地は松山市です。夏目漱石の坊ちゃんや道後温泉で知ってる人はいるのでしょうか。その松山(松山空港からでも時間は変わりません)から八幡浜市までは車で約1時間、宇和島市だと約1時間半の距離にあります。観光目的で訪れるなら、松山空港からバスが出ていますし、JRを利用する方法もあります。

 

南予地方は愛媛県の中でもいわゆる”田舎”で、少子高齢化が進んでいます。一次産業が中心で、みかんの産地としては名が通っている…と思っているのですが。ブランド品となっている真穴みかん、日の丸みかん、玉津みかんなど聞いたことあるでしょうか。

 

さて、人やコンビニも少ない南予地方ですが、その代わりに豊かな自然があります。

特に海。

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宇和海

地図の左に細く張り出す伊方町の佐田岬を境に、上が瀬戸内海、下が宇和海。もっと言うと、九州の大分県と愛媛県の間の豊後水道。この愛媛県側を宇和海と呼んでいるそうです。

南からは黒潮が流れ込み、変化に富んだ沿岸一帯で様々な海の幸が獲れます。

その宇和海で取れた新鮮な魚を原材料にするじゃこ天は、この沿岸一帯で作られていると思われます。

 

まずは宇和島を中心に回ったみて、その後八幡浜に向かっていくつもりですが、きっと他の場所にも美味しいじゃこ天があるはずです。

知らないお店やもの凄く美味しいじゃこ天と出会うかも知れないと思うと、今からとても楽しみです。