愛媛県を訪れる方が増えていると聞きますが、お土産には何を選ばれているのでしょうか。何にしようか迷われていて、松山空港を利用する方にこの記事が参考になれば幸いです。
愛媛の空の玄関口「松山空港」
国内線旅客数で四国最大の松山空港。松山市内までのアクセスも約15〜20分でとても便利です。旅程の都合でじゃこ天の聖地宇和島や八幡浜まではいけないけど、この記事を読んで空港に買い物だけで寄ってみるっていうのも全然アリだと思います。残念ながら市内から空港までは電車でいけないため、リムジンバスやタクシーを利用する必要があります。
松山空港、実は全国100箇所近い空港の中でも15番目の利用客数です。国内では東京、大阪、名古屋、福岡、鹿児島、札幌、沖縄への路線があり、じゃこ天以外のお土産のバリエーションも期待できます。
さて、そんな空港のじゃこ天事情を見てきました。色々見つけてきましたので順にご紹介します。
一言で“じゃこ天”と言っても、その味を構成する弾力や厚みによる食感、すり身の荒さと滑らかさの違い、甘み、旨味、塩味、さらには手押しならではの不揃いな形。職人や店舗による工夫とこだわりは様々です。
中には地元でしか味わえない一品もありますが、空港だって侮れません!じゃこ天ワールドの一端は十分垣間見ることができます。ぜひお気に入りの一枚を探し出して下さい!
❇︎じゃこ天ワールドを巡る旅に興味のある方はこちらもどうぞ!
じゃこ天の聖地「宇和島」vs「八幡浜」
先にも述べましたが、愛媛の中でもじゃこ天のほとんどは宇和島市と八幡浜市で製造されています。正確な資料はありませんが、店舗の数から見ても8〜9割と思われます。(じゃこ天堂調べ)
どちらの地域も海がすぐそばにあり、漁業が盛んなため、新鮮な原材料をすぐに使ってじゃこ天を作ることができます。じゃこ天を選ぶなら2大聖地のじゃこ天を食べ比べてみるのも楽しいです。
現在では一概には言えませんが、すり身が粗めなのが宇和島、八幡浜は薄味などと言われることもありますし、実際には店舗でそれぞれ特徴があります。
さらには食べ方だって自由!オーブントースターやフライパンで温めて一口頬張りビールでキューっといけばもう最高!もちろんそれだけでご飯のおかずにもなりますし、うどんやおでんに入れたり、人それぞれの好みで楽しみ方は無限大です。
アツアツ揚げたて!じゃこ天の実演販売
まず入口を入った1階ロビーから。
空港ロビー入って右側はANA、左側にJALカウンターがあります。それぞれのカウンター近くにじゃこ天の実演販売があります。
まずはJALカウンター側から行ってみます。店を出しているのは、
宇和島じゃこ天の島原かまぼこさん。
写真左奥ではすでに子供が覗き込んでますね。調理場がガラス張りになっているので、職人さんがすり身を型枠に入れて押すところも丸見えです。
ちょうど手押しをやってました。ここなら揚げたてアツアツが食べられますね。
さらにANA側に行ってみると、
八幡浜じゃこ天のおがた蒲鉾さん。
おがた蒲鉾さんの実演販売はここと本社だけになります。
おぉ!なんだこれは。『忠八じゃこ天』
忠八って聞いてピンってくる方がいるでしょうか。もしも知っていただいていればなんか嬉しいです…
二宮忠八は八幡浜市出身で、時に飛行機の父と呼ばれることもあります。飛行機の父はライト兄弟じゃないの?と思われるでしょうが、事実英国王立航空協会は忠八が発明した「玉虫型飛行器」の模型を展示して、ライト兄弟よりも先に飛行機の原理を発見した人物として紹介しているそうです。
ということで、八幡浜じゃこ天の雄が売り出すその名にちなんだ空港限定商品、買うしかないでしょ!!
その他、タコ型、イカ型天ぷら、形から楽しい。子供達はこっちを選んでしまいますよね。売れてスカスカ…美味しそうです。
じゃこ天から話が逸れますが、上の写真で天ぷらが乗っているお皿。これ『砥部焼 とべやき』と言います。愛媛を代表する陶磁器で、食器など普段使いに地元でもよく使われます。砥部焼ブルーが綺麗でじゃこ天がとても映えます。こちらも一緒にお土産にいかがでしょうか。
ということで、1階ロビーではじゃこ天の聖地より宇和島じゃこ天(島原かまぼこさん)と八幡浜じゃこ天(おがた蒲鉾さん)がそれぞれ実演販売をやってます。食べ比べできますねぇ。
まだまだ広がるじゃこ天ワールド
さらに2階。出発ロビーになりますが、上がって左サイドがグルメエリア。右サイドがショッピングエリアです。
ショッピングエリアにはお土産が並んでますが、ありましたありました!
まずは、
八幡浜より谷本蒲鉾さん。
さらにあの明石家さんまさんがお気に入りと言って一躍注目された
宇和島じゃこ天の安岡蒲鉾さん。
その他にも、
八幡浜の蒲鉾本舗矢野傳さん。
宇和島では田中蒲鉾さん。
野中蒲鉾さん。のじゃこ天が買えます。
さすが空港、ざっと7店舗は食べ比べできますよ。まだ見落としてるかもしれないので、定期的にチェックしに来ないと。
以上、松山空港のじゃこ天事情でした。飛行機を利用していてお土産にじゃこ天を考えているなら空港でも十分間に合いますね。
でも、もしも時間が許すようであれば、愛媛の南予地方に広がるじゃこ天ワールドにぜひお越し下さい。個人経営ながら代々受け継がれる技とすぐそばの海で水揚げされた新鮮な魚で作られる、その土地の店舗でしか買えないじゃこ天が沢山あります。
味、風味、香り、食感、自分の好みに合ったお気に入りを探して歩く、のんびり食べ歩きの旅はいかがでしょうか。
お待ちしております^^
さて、最後に忠八じゃこ天登場。思わず買っちゃいました。揚げたてなので、フワフワのアツアツで良い香りがプンプンです…(*´∇`*)
気がつきました?この形、四国ですよ。どこからいきましょう…
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