じゃこ天堂

愛媛西南部発 味境“じゃこ天ワールド”探訪記

【じゃこ天 15枚目】島本蒲鉾店 さんの『じゃこ天ぷら』

休みの日に歩いてお店巡りをしてみました。JR宇和島駅から東に向かってどんどん山手の方に向かって歩いて行くとしだいに道が狭くなり、住宅街に入ります。古くからの大きな民家もあり歴史を感じます。島本蒲鉾さんはそんな住宅街の中にあり、すぐそばには伊達家の菩提寺、等覚寺が見えてくる場所にあります。

日々黙々と。宇和島じゃこ天

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お店に入ると奥から女将さんらしき女性が出てきてくれました。たった2枚の注文にも心良く対応してくださいました。

店内は入って左手にカウンターがあり、その向こうはすぐ作業場という作りになってます。床は水で濡れていて辺りには魚の匂いがしていて、すぐさっきまでじゃこ天を作っていた雰囲気です。

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聞けばもう長い歴史があるらしく、おじいちゃんの前の代まで遡るというので、軽く100年以上はありますよね?

鮮魚店から始まり仕出しをしたり、蒲鉾を作ったりしながら続いてきたそうで、一時期はたくさん人を雇って商いをするほどだったとか。

現在は蒲鉾店としてご夫婦で経営されているようです。

こちらには“皮てんぷら”と“じゃこ天ぷら”があります。皮天ぷらはタチウオやボラメと言った魚のすり身を使って機械で揚げています。一方のじゃこ天ぷらは、ホタルジャコを主な材料としたすり身を手押しで成形し揚げています。

今回いただいたのはこちら。

じゃこ天ぷら 1枚 130円(税込)

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綺麗なきつね色でしょ?皮があります。長方形よりは少し楕円ですね。

オーブントースターでこんがりさせるのもいいですが、まずはレンジを使って温めてみました。温まると柔らかく持ち上げるとクニャと折れ曲がるほど。ところが噛むとキチキチとした歯ごたえと弾力が楽しめます。いつもの表現しかないですが、ほんと美味しいです。

こちらのじゃこ天は他所に卸してはないそうで、ここまで買いに来る必要があります。来ることができない方は地方発送されているので電話注文でお取り寄せできますよ。

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残念ながらリーフレットは作られてなく、商品詰合せを掲載した手作りのチラシをいただきました。

場所はこちら。最初に記載したとおり住宅街にあります。車で訪れる場合、駐車場はなかったように思います。店の前に停めてさっと買い物をした下さい。