愛媛松山に遊びにいらした方達に絶対食べて帰って欲しいのが“じゃこ天”。
さらにおかえりの際には友人や家族はもちろん、自分用にもじゃこ天を買って帰りませんか?
おかずとしても酒の肴としても、さらに具材としても。色んな楽しみ方ができるじゃこ天は絶対おすすめです!
JR松山駅のじゃこ天事情
じゃこ天は愛媛県南予地方の郷土料理です。魚のすり身を手のひらサイズに成形し、油で揚げて出来上がります。魚の旨味とこんがり揚がった風味でそれ自体でおかずの一品となりますし、最高の酒の肴にもなります。
全国的にも名が知られてきているようですが、その詳細となると地元の人でもどこでどれだけのじゃこ天が作られているのか知らないでしょう。
この奥深きじゃこ天ワールドから集められた逸品をJR松山駅で買うことができるので、ぜひ気になったじゃこ天を買って帰って楽しんでもらえたら幸いです。
※なお松山空港もお土産じゃこ天スポット!詳しくはこちらをご覧ください。
間違いない!松山銘品館
JR松山駅の正面に向かって左手に店を構えるのが松山銘品館。
じゃこ天に限らず、お菓子やジュースなど愛媛のお土産が並びます。
こちらでは4店舗のじゃこ天を購入することができます。
それをご紹介する前に。
商品として並ぶじゃこ天のほとんどが愛媛県の中でも宇和島市と八幡浜市で製造されています。この2つの地域がじゃこ天の聖地と言えるでしょう。
昔はそれぞれの地域で製法に若干の違いがあり、食感や風味に特徴があったようですが、現在は地域による違いは感じられなくなっていると思われます。
その代わり!魚の種類、配分、塩加減、甘み、すり身の粗さ、水の使い方、揚げる油の違いなどなど。それぞれのお店で受け継がれる伝統と職人さん達の創意工夫によって、地域差が店舗差となって進化しバラエティに富んだ世界が構築されているのです。
さて、松山銘品館に戻って。売られているじゃこ天をご紹介していきます。まずは…
おがた蒲鉾
八幡浜じゃこ天の大手です。古くは八幡浜の魚市場近くでじゃこ天を作っていましたが、さらなる美味しさを追求し水の良い場所に拠点を移し今に至っている名店です。
谷本蒲鉾
こちらも八幡浜じゃこ天の代表格。
八幡浜市の中心に手押しじゃこ天の製造体験もできる新たな拠点を設け、じゃこ天をはじめとする練り製品の普及に力を注がれているお店でもあります。
田中蒲鉾
今度は宇和島じゃこ天の老舗の登場です。宇和島の繁華街に一際大きく高級感の漂う店舗を構えて、宇和島じゃこ天の味と伝統を今に受け継がれています。伝•吟•風です…
島原蒲鉾
こちらも宇和島じゃこ天の大手。写真にはありませんがおつまみじゃこ天という商品も出されていて、スティク状で食べ易く、列車に揺られてビールをプシュッと開ければ旅のお供にぴったりです。
こうやってみると八幡浜じゃこ天と宇和島じゃこ天が2店舗ずつ。ちゃんとバランスがとられているのが分かります。
揚げたてとじゃこ天うどん
駅構内に直売店兼うどん屋を出しているのは、宇和島じゃこ天の雄“安岡蒲鉾”さん。あの明石家さんまさんがお気に入りとして紹介されて一躍脚光を浴びたことでも知られています。
その安岡蒲鉾さんの揚げたてじゃこ天が駅構内で食せます。
※改札口を通過していても裏口あります!
さんまさんもお気に入りの食べ方、じゃこ天うどん!これは食べてみないと分からないベストマッチです。
これまでじゃこ天を扱うお店のご主人などにオススメの食べ方をお聞きしてきましたが、多く方が『自分はうどんに乗せるのが好き』とおっしゃっていました。
そのオススメのじゃこ天うどんのお店を自ら出したのは、愛媛でも安岡蒲鉾さんくらいじゃないでしょうか。
コンビニでもじゃこ天
駅構内にはセブンイレブンがありますが、そこにもじゃこ天が並びます。
八幡浜市に拠点を置く八水蒲鉾さんのじゃこ天です。時間がなくてコンビニを利用されていてもじゃこ天はそこにあります!
とまぁ、松山駅だけでもざっと6店舗のじゃこ天が楽しめます。ところがじゃこ天ワールドにはまだまだ多くのじゃこ天が存在します。
次は愛媛の西南部にあるじゃこ天ワールドへの旅はいかがでしょうか。
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