八幡浜の市内を流れ、大分へ渡るフェリー乗り場の近くに出る川があります。その河口付近にあるのが矢野傳さん。
矢野町のデンさんのじゃこ天
蒲鉾本舗 矢野傳(ヤノデン)…
お店の名前を聞いてどんな印象を受けました?自分は名前だけで勝手なイメージをしてしまい、代々続く老舗で難しい顔をした主人がいるお固いお店っぽいなぁと思ってました。
が、後で紹介するリーフレットによると、創業者が元々料理人で、この界隈では有名人。矢野町のデンさんというその人からきているそうです。デンさん…なんかすごく親近感を覚えてしまいました。
話は戻って。店のすぐ前に駐車スペースがあるので車で訪れることもできます。見た目はいたってシンプルな外観ですが、中に入るとちょっと雰囲気が変わります。
入って左側から奥にかけてにショーケースがカウンターのように伸びています。年季の入った木を使った造りで上から暖簾が垂れ、その向こうのお店側は一段上がっていて、そこで年配の女性が作業をされています。
散らかっててごめんね、と言いながら注文を聞いてくれます。どうやら地方発送をする準備をしていたようで、カウンターの上に置かれたダンボールの箱の中に蒲鉾などが見えます。
ずっと奥まで店は続いていて、ナイロンでできた暖簾の向こうの側で白衣を着た人が見えます。聞くと奥が工場になっているそうです。画像を見て分かるでしょうか。玄関のような雰囲気があります。もしかしたら元々はここまでの建物だったところを、増改築されていまの店舗になったのかな?
さて、こちらのじゃこ天は1種類。(ごぼう天などは別として)すでに3枚入りの袋詰にされているとのことで、そちらをいただくことにしました。
じゃこ天ぷら 3枚入り 300円(税抜)
八幡浜は特に天ぷらと呼ぶ傾向にあるのでしょうか。こちらのパッケージにもじゃこ天ぷら。
薄いきつね色をしていて、長方形をしていますが、やはり角は丸みを帯びています。
口に入れるとお酒のような香りと魚の風味が印象に残ります。塩味は控えめ、優しい甘さがあります。特徴的だったのは食感。すり身がしっかり詰まった蒲鉾のような強い弾力のある食感ではなく、噛んだ時の弾力はあるけれどその後すり身がほぐれるような感じ。
さて、お金を払って帰り際。
「ハネ(規格外)やけど食べて。」と袋に入った小ぶりな竹輪を3ついただきました。
嬉しぃなぁ^^
お店に直接行くと結構オマケしてくれる気がします。嬉しいなぁ…
リーフレットが作製されていて、いただいて帰りました。こちらのお店の看板商品の1つがいよ誉れという蒲鉾のようです。今度は蒲鉾をいただいてみようかな。
お店の場所はこちら。